【Premiere Pro】マスク編集・モーション調整が重いときの対処法
Premiere Proのマスク機能が強化され、トラッキングなども追加されたことで、簡単なマスキングはAfter Effectsに頼らずに済むようになりましたね。
でも、設定によってはマスクの編集が極端に重くなる場合があります。
そんなときの対処方法をいくつか紹介します!モーションの操作(位置やスケールなど)も高速になりますよ!
レンダラーを確認する
大抵の場合、レンダラーの変更で解決します。
「ファイル」▶「プロジェクト設定」▶「一般」(Mac版の場合)のレンダラーがソフトウェア処理以外に設定されているか確認してください。
「GPUアクセラレーション」と記載のあるタイプにすれば改善する場合が多いです。
それ以外の対処
大抵の場合は、レンダラーの変更で劇的に改善しますが、根本的にPCの処理スペックに問題がある場合もあります。以下の対策で、少し改善できるかもしれません。
クリップを高速なストレージに移動する
SSDやRAIDといった高速ストレージにクリップを移動することで、動作が軽くなるかもしれません。特にSSDは比較的安価に導入できるので、試してみてください。
一時的にエフェクトをOFFにする
一時的にエフェクトを非表示にすると、マスク処理やモーション変更がスムーズになるかもしれません。
エフェクトをOFFにした状態でマスク処理やトラッキングを実行し、再びONに戻します。
一時的なON-OFFはPremiere Proに限らず、After Effects等の処理が重くなりがちなソフトウェアでは頻繁に用いる対処方法です。OFFにした後はONに戻すのを忘れずに...
また、ボタンエディターで追加して使用するグローバル FX ミュートの機能はクリックひとつで全体のエフェクトをON-OFFできる、オススメの機能です!
「グローバルFXミュート」ボタンをOFFにするだけで、シーケンス全体のエフェクトが一時的にOFFになります!ONにするのを忘れずに済む点も安心です。
以下の記事でピックアップしています!
おまけ「ライブプレビューの無効化」
何らかの原因でトラッキング処理が重い場合は「ライブプレビューの無効化」も使えます。トラッキング中のプレビューをせずに処理する方法です。トラッキングしやすい被写体の場合は積極的に使えそうです。
これはPremiere Proの2019年4月リリースで追加された新機能です。このリリースでは、HD以上の解像度でトラッキングの処理スピードが向上しているようです。
「ライブプレビューの無効化」については、以下が参考になります。
まとめ
映像は快適に編集できることが、繋ぎに集中するために何よりも大切だと思います。ベストな設定や環境を見つける手助けになれば幸いです!