【AfterEffects】位置プロパティの「次元に分割」を便利にする Xplode スクリプト
AfterEffectsで位置プロパティを、XとYに分離する場合に便利なスクリプトが、AE Screensよりリリースされていたので紹介します。無料です。
そもそも「次元に分割」って何?
位置プロパティは通常は「X, Y」といった具合に、2次元の状態で管理されています。
オブジェクトが静止している場合やリニアアニメーションでは特に問題ないのですが、イージングを使ったアニメーションをしたい際に意図通りの動きにならない場合があります。
そんな時は「次元に分割」(英語版だと"Separate Dimensions")して、XとYを分割すると大抵はうまくいくはずです。
標準機能だと何が不満?
AfterEffectsの「次元に分割」には、以下の不満があります。
- 動いていない軸にもキーフレームが追加される
- 既存のイージングが意図通りに変換されない
- 複数レイヤーを同時に分割できない(最近のアプデで解消?)
これらの不満を解決するのが Xplode スクリプトです。
Xplode について
公式サイトでダウンロードできます。(Gumroad経由)
インストールするとシンプルなボタン一つだけのUIが表示されます。
KBarやヘッドレス(UIなしのスクリプト)も同梱されていましたので、そちらの方が使いやすいかもしれません。
Xplodeの機能として公式サイトでは以下が記載されていました。
- 複数レイヤーで「次元に分割」
- イージングプロパティの保持
- 不要なキーフレームを自動的に削除
特に3番目の機能が便利ですね。動いていないキーフレームを自動的に削除してくれるので、タイムラインがスッキリして作業しやすいです。
使い方もシンプルで、次元を分割したいレイヤーを選んで「XPLODE!」をクリックするだけです。
2Dレイヤー、3Dレイヤーの両方に対応していました。
まとめ
ちょっとしたことですが、作業効率が上がるこういったスクリプトは知っていて損は無いと思います。
開発者に感謝!